クレジットカード現金化はショッピング枠を利用した資金繰り方法です。

クレジットカード現金化

 

重なるクレジットカード3枚

 

クレジットカード現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を現金に変えるサービスです。
クレジットカードを持っていればキャッシング機能で借入が出来ますが、ショッピング枠よりも限度額が低く、底を付きやすいという問題があります。そのため、キャッシング枠を使い切ってしまった場合でも、残ったショッピング枠を利用して現金を作る事ができ、最終手段として利用される方が多くなっています。

また、ショッピング枠は借入に比べて簡単に高額な限度額に設定出来るというメリットがあり、一度発行して返済遅延なく使っていれば収入が下がる又は無職等になってしまっても利用が可能という点もメリットとして挙げられます。

 

規約違反となる点に注意

ショッピング枠を資金調達(現金化)の目的で利用するのは、カード会社の規約違反になります。
そのため、商品を販売し買い取る又は現金をキャッシュバックによって利用者に現金を支払いする、といったスキームを組み、対外的には通常のショッピングのように見せるという対策が採られています。
商品提供⇒現金支払いまでクレジットカード現金化業者の行うサービスであり、利用後はクレジットカード会社に対して決済した商品代金の支払いを行い、一連の取引は完了します。

 

利用コストは割高

クレジットカード現金化業者は貸金業の届出をしていない小規模業者なので信頼性は低いですし、コストが高いのでオススメの資金調達方法とは言えない事をまず初めにお伝えしたいと思います。

グレーゾーン金利(最大29.2%)を法律で禁止された事や総量規制により審査が非常に厳しくなった事を受け、消費者金融を利用出来なくなった方が増加し、今再び注目を浴びている現金調達手法であり、ここ数年で利用者を拡大させています。

仮に85%の条件で利用して30日後のカード返済日に一回払いで払った場合、単純計算で年利180%と実質的には超高金利の貸付と変わらず、さらに分割払いにするとカード会社への利息も発生するため、資金調達方法の中でコストは非常に高いと言わざるを得ません。

 

 

仕組みと手数料

クレジットカード現金化業者はひと昔前までは店舗を持っているのが通常でしたが、インターネットが普及した昨今、その大半は来店不要で利用可能なネット型業者となりました。
いくつかパターンがありますが、一般的な方法として

クレジットカードの写真を送って業者側で決済
決済サイトで利用者自ら決済

のいずれかが完了し次第、業者側から買取代金(キャッシュバック代金)が振り込まれます。

 

決済金額ごとに換金率が決められており概ね70~85%が相場です。

 

審査は一切無し

貸金業ではないので審査は不要で、“カード名義人本人である”“20歳以上である”など業者の定めた申込基準を満たしていて、ショッピング枠が残っているクレジットカードを所有さえしていれば誰でも利用できます。
貸付ではないので金利という概念はなく、決済した金額に対して手数料を支払い、分割払いをした場合はカード会社に対して利息を支払います。
ショッピング枠さえあれば審査不要で30分程度で現金を手にする事が出来るので、他の方法では対処出来ない場合等の最終手段として利用するようにしましょう。

 

クレジットカード現金化のメリット

消費者金融を初めとした数々の貸付サービス審査に通らなくても利用が可能という点が最大のメリットです。
利用者には無職やすでに多額の借入残高を抱えていて通常の借入審査に通らない人、公務員や銀行員であるためクレジットヒストリーを傷付けたくない人、家族にバレずにお金を作りたい人等がいます。
クレジットカード現金化を利用するメリットとして、具体的には以下の事由が考えられます。

 

在籍確認不要

審査不要になることは在籍確認不要のメリットがあります。
通常の借入では30分スピード審査を明記していても、勤務先への在籍確認が必要で夜間や休日など電話応対できる人が職場にいないと本審査は保留になります。
クレジットカード現金化は審査と在籍確認不要なので、スピード対応に強い業者なら新規で15分、リピート利用で最短5分のスピード資金調達が可能です。
また、職場への在籍確認は勘の良いスタッフが応対すると借入審査の在籍確認だとバレてしまう可能性がありますので、周囲への“借金バレ”を懸念してクレジットカード現金化を利用する方もいらっしゃるようです。また、手軽に利用出来るため女性利用者の比率が高いのも特徴的です。

 

スマホさえあれば利用可能

一昔前の消費者金融や銀行系カードローンは、Web申込で審査までは出来ても、借入するには郵送契約や無人契約コーナーを利用しないといけませんでした。
そのため、契約の手間や自動契約コーナーに出入りすることに抵抗を感じ、電話による説明とWebによるカード決済で資金調達できるクレジットカード現金化を選ぶ方が多くみられました。
ただし、現在ではAIスコアレンディングをはじめ消費者金融等でもWebで契約まで完結出来るサービスが増えている事から、「手続き面」を理由とした利用者は以前に比べて減少している傾向にあります。

 

税金対策として利用する人も

クレジットカード現金化は法人や個人事業主からの利用が高いです。
事業を経営している人は税金対策で決算や申告上の利益を少なくしようとします。赤字決算など利益が出ていないと消費者金融や銀行からの借入審査に通りません。

さらに、クレジットカード現金化は商品を購入する特性から、決済額を経費計上し税金対策としての利用も可能となっています。(否認される可能性がありますが…)事業用途での需要が高く、法人や個人事業主を優遇している業者も多数あります。

 

悪質業者には要注意

クレジットカード現金化は貸金業では無いため、許可や届出といった行政の許認可が不要で参入できます。
ネガティブな言い方をしてしまえばクレジットカード規約の盲点をついた方法で現金を作る方法であるため、サービス自体がグレーであり、悪質業者も手軽に参入出来てしまう業界です。
店頭表示より実質換金率が大幅に低くなることは当たり前で、なかには闇金が隠れ蓑としてクレジットカード現金化の看板を出して営業し、お金に困った人に法外な金利での貸付を行っている業者もあります。

 

カード会社とトラブルとなるケースも

新参業者ではカード規約違反を回避する正しいノウハウを持っていなくて、利用後にカード会社とトラブルになって強制解約などのペナルティを受けるケースがあります。
原則として、ショッピングで利用したという取引実態を作るため、実際に商品を発送するケースもあり、業者によっては送料や事務手数料など換金率とは別に手数料を徴収し届いた商品を返送するルールを設けている場合もあります。

 

実際の換金率は?

カード決済金額は税込、現金化される金額の計算は税抜き価格を基準に計算する業者が多く、店頭表示では95%以上の高い換金率を明記していても、実質換金率が70~80%程度に落ちてしまうことがほとんどです。(例えば手数料7%+消費税8%で-15%となる等)
なお、クレジットカード現金化で使われる商品にはPCソフトが入ったCD-ROM等が多くなっており、自分自身で商品券や貴金属をカード決済してチケットショップや質屋で現金化するよりもカード事故リスクが少ないというメリットがあります。

 

あくまで最終手段として考えましょう

クレジットカード現金化は2010年に施行された改正貸金業法によって消費者金融からの借入出来なくなった人が増えた事で再ブームとなったサービスです。
情報が増えたことや業者数の増加で競争が激化したことにより、以前に比べて条件はグッと良くなっており、業界の信頼性も上がりつつあります。

 

しかしながら、特性やデメリット、リスクを理解していないと大きなトラブルに発展する資金調達方法であり、根本的にはオススメできない資金調達方法です。やむを得ず利用する場合は慎重に業者選びを行う事を強くお奨め致します。