カードローンに変わる新たな現金調達法|AIスコア・レンディングとは

海外では一般的な「AIスコア・レンディング」の波が日本にも!従来の審査とは180度違う採点方式を用いており、カードローンよりもお得だと話題になっています。クレジットカード現金化との審査・手数料(金利)・手続完了までのスピード等の“条件”を比較してみました。

AIスコアの波が日本にも?
カードローンで悩んでいる方必見!

審査に落ちて悩む女性!
  • 必要書類が多くて面倒になった
  • カードローンやキャッシングで時間だけ取られて審査に落ちた
  • 思ったほどの金額借りられなかった
  • 金利が思った以上に高かった

こんな思いをされていた方に朗報です。
銀行系カードローン、消費者金融からの借入、キャッシングと言った様々な従来の金融商品の常識を覆す新サービス「AIスコア・レンディング」が遂にスタート!

借りたいけど借りられない・審査が面倒という方向けに正に最適なサービス内容となっており、“融資を受ける際の新常識”として期待が寄せられています。

AIスコア・レンディングとは?

人格を数値化するAIイメージ

AIスコア・レンディングとは、海外で良く用いられる“Credit Tech(クレジットテック)”の考え方である「テクノロジーを用いて、信用情報を新たに創造することで、信用をより精緻化するビジネス領域」をベースにし、融資を受けたい方の収入だけでなく、将来性や人格をも審査する事で、一人一人の信用性をAIスコア化し、融資の可否や上限額を決定する融資方法を言います。

AIスコア・レンディングは、文字通り“AIスコアによる貸付”を意味し、別名“AI与信”とも呼ばれ、人が行う審査で起こりがちな「見た目から得られる印象」「人種や出身地への偏見」といった先入観が介在しない審査方法として、客観的で公正な判断が可能となります。

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カードローンとどう違う?

与信審査やシステムの他、以下の点では大きな違いがあります。

※スマートフォンにて閲覧時は表を⇒右方向にスライドしてご覧ください。

カードローンA社 AIスコア・レンディング
契約極度額 1万円~800万円 10万円~1,000万円
最低融資額 1万円以上 1,000円以上
貸付利率(実質年率) 3.0~18.0% 0.9~12%
使途 自由
※目的別カードローンの場合は使途が限定される。
自由
※ただし、事業資金としては利用不可。
利用対象 ・20~70歳以下の国内に居住する人
・安定した収入がある人
(アルバイト・学生OK)
遅延損害金(年率) 20% 12.0
担保・保証人 不要

差異が大きいとみられるのは、極度額(利用限度額)、金利、遅延損害金でした。
金利に関しては、最低値で0.9%と、カードローンを大きく凌ぐ結果となっています。

どちらを選ぶべきか

カードローンとAIスコア・レンディングを比較する人

カードローンを利用している方の多くは既に審査が完了しており、「初回利用時の審査」は当たり前ですが不要です。
そのため、新たに別金融機関を利用する事について「面倒くさい」「メリットが少ない」と感じるかも知れませんが、金利が最大6%もの違いがあるという点は非常に大きなメリットと言えます。

〈例えば100万円を5年返済で借りた場合…〉

A社の場合(金利15%)
毎月の返済金額:23,789円×60か月
返済総額:1,427,378円
支払利息総額:427,378円

AIスコア・レンディングの場合(金利10%)
毎月の返済金額:21,247円×60か月
返済総額:1,274,781円
支払利息総額:274,781円(-152,597円)

上記は一例ですが、仮に上記の通り計算すると152,597円もの差が発生します。
また、AIスコア・レンディングの与信は予め用意された質問に入力するだけであり、ゆっくり入力しても恐らく10分は掛からないため、「審査スピードが速い」という点も挙げられます。

カードローンでは基本的に「申込⇒審査⇒回答」の流れを執るため、最低でも数日は掛かってしまいますが、AIスコア・レンディングであれば、僅か5~10分程度でいくら融資を受ける事が出来るのか、年利はいくらか等を知る事が可能です。

事業向けの資金繰りとしても利用可能?

AIスコア・レンディングや個人向けのカードローンは原則として使途自由ですが、規約に於いて“事業用資金としての利用”を禁止しており、結論から申し上げますと、残念ながら事業の資金調達としての利用は出来ません。
安定した資金調達方法としての借入を求めるのであれば、カード会社が独自に提供するビジネス向けのローンサービス(ビジネスローン等)を検討してみると良いでしょう。

AIスコア・レンディングを採用しているサービス

ソフトバンクとみずほ銀行

みずほ銀行とソフトバンクが提携し、設立された「J.Score(ジェイスコア)」を始め、日本に於いても徐々にAI与信の波が押し寄せています。
「AIが与信を行うレンディング」という、融資特化したサービスはまだ少ないですが、“利用者の価値や可能性”という点を視野に金銭を貸し出すシステムとして、以下の3つが現在確認されています。

また、融資と対をなす存在としてはクレジットカード現金化サービスが挙げられます。
クレジットカードさえあればいつでもスピーディーに現金を手に入れることが可能であり、一時的にお金を用立てる手段として高い人気があります。
タブの切り替えでクレジットカード現金化の優良店も確認することができますので、こちらも是非チェックしてみてください。
なお、マッチするサービスが見つからない・さらにクレジットカード現金化のことが知りたい場合には、比較サイト・掲示板・口コミサイト等も確認してみると良いでしょう。

▼比較サイトの例
クレジットカード現金化優良店

日本初のAIスコア・レンディングJ.Score(ジェイスコア)

J.Score(ジェイスコア)TOPページ画像

今最も話題の、日本に於けるAIスコア・レンディングサービスのパイオニア的な存在です。
スマートフォン・PCに内蔵された人口知能がどんどん発達した事により生まれたファイナンス・テクノロジーの筆頭として、アメリカでは今や一般化したAIスコア・レンディングを日本仕様に落とし込み、独自のスコアリングシステムを採用した融資サービスです。

知名度はまだまだ低いですが、アプリから簡単に審査が行える点や、学生やアルバイトの方でも利用が可能であるため、今後の需要拡大が期待されます。

新しい信用の形を創り出すクラウドキャッシュ

クラウドキャッシュサムネイル

ホームページ、テキストのライティング、システム開発、写真撮影といった「個人の特技」と「欲しい」をマッチさせるサービスである『株式会社クラウドワークス』が提案する報酬前払いシステムです。
同社が運営するクラウドソーシングサービス(クラウドワークスやBIZ ASSISTANT等)の利用状況だけでなく、利用者のSNS等とも連携する事で、有利な金利での借入、取引手数料を減額、優先的に仕事を受けられるといったAIスコア・レンディングです。
同社の仕事をしつつ、融資を受けたい場合にお奨めです。

フリーランスのための融資サービスフリーランスレンディング

フリーランスレンディングサムネイル

株式会社クレジットエンジンが運営するマッチングサイト「ランサーズ」を利用している方限定のサービスです。
前述したクラウドキャッシュと同様に、今後予定している報酬を6か月分(最大100万円)までをまとめて前借り出来るという融資方法で、ランサーズの“タレントスコア”によって条件が変動するという独自のAIスコアリングシステムを採用しています。

金融機関とは違い「期限一括弁済」が認められている点でカードローンとは大きな違いがあります。

日本ではどのような事が審査されるのか 

審査を行う消費者金融の男性

海外と同様に収入や職業に加えて、SNSを調査し、人柄や人格、将来性等にまで着目した与信審査が大変話題となっているフィンテック「AIスコア・レンディング」がいよいよ日本でもスタートしましたが、日本では、どのような事柄に着目し、与信審査が行われるのでしょうか。
AIが行う与信審査の内容を一つ一つ確認してみましょう。

収入・職業

従来の与信審査と同じく、収入や職業は大きな判断ポイントとなります。
ただし、収入が低い若しくは無職で合っても、高スコアさえ取得出来れば融資可となる可能性があるのがAIスコア・レンディングの特徴であり、“審査に落ち続けて、今まで借りられなかった”という方でも、利用出来る可能性が十分にあります。

利用者の人柄

“きちんとお金を返してくれるのか?”を考える上で、その人の人柄や性格は非常に重要です。
確かに、例え友達であったとしても、いい加減な人にはお金を貸したくはありませんし、逆に信頼出来る知人や友人であれば、「貸してあげようかな…」という気持ちになるかと思います。

この考えをAI与信に組み入れ、自動でスコアリングする事により、人間性が豊かな人がより有利な融資が受けられるシステムとなっています。

将来性

前述したアメリカのフィンテック企業でもありましたが、「学歴が高い」「専門の学校を出ている」「成長業種への就職や参入」といった、“将来いくら稼げるようになるのか”“いかに安定した収入が得られるのか”という点が考慮されます。

現在は収入が低く、銀行や消費者金融からの審査が通らなかったとしても、AIスコア・レンディングであれば通る可能性があるのです。

一定の得点(AIスコア)を超えなければ融資不可

運動場のハードル

AIスコア・レンディングを利用しても、一定のAIスコアを超えなければ融資を受ける事が出来ません。
具体的には、AIが行う質問に回答し、“600点以上”を出す必要があります。

高得点を出すポイント

一番初めに応えなくてはならない質問は全部で20個です。
審査する上で必須情報となる「年収」「最終学歴」や、家族構成等ですね。

AIスコア・レンディング開始画面

これの入力が完了しますと、アカウントの作成が完了し、融資サービスの申込が出来るようになりますが、ここまで僅か1分程と、驚くべきスピードです。
詳しくは「600点を超えるためのポイントと対策」で解説させて頂きますが、高得点を得るためには、以下の点がキーになりそうです。

  • 質問には出来るだけ多く答える
    (スコアアップ⇒「生活」「情報連携」「性格」等を全て埋める)
  • みずほ銀行やソフトバンクと提携を行っているか
  • 質問には正直に答える

質問は最低限の情報だけでなく生活スタイルに関するものや、性格に関する質問事項も全て回答しましょう。

質問自体は簡単で、初めの20問以外では“はい”“いいえ”“どちらでもない”の3択か、予め用意されている選択肢を選ぶだけです。
非常にシンプルな対策ですが、上記2点を行うだけで最低限の600点はほとんどの方が超えると予想されます。

海外では既に一般化した融資方法

近年「フィンテック」という言葉を良く耳にするのではないでしょうか。
これは、“金融(Finance・ファイナンス)”と“技術(Technology・テクノロジー)を組み合わせた「ファイナンス・テクノロジー」から生まれた造語です。

例えば、個人間決済が可能な決済アプリ、家計簿を自動で付けてくれるクラウド家計簿といったような、“ITを駆使した金融サービス”と考えて頂ければと思います。
この考え方は海外では一般的になっており、家計簿アプリ(PFMサービス)や、自動貯金アプリ「finbee」等で簡単に海外送金やクレジット決済といったサービスは既に一般的に用いられているフィンテックであると言えるでしょう。

海外のAIスコア・レンディング

AIスコアを採用している海外系フィンテック企業として「Karrot(キャロット)」「Kabbage(カバッジ)」「Upstart(アップスタート)」などが有名です。

Karrot(キャロット)
キャロットのTOPページサムネ

キャロットは、融資先となる顧客の信用情報を重要視せず、キャッシュフローのチェック(監視)を合意する事で、3万ドルまでの融資を年利6~26%で借りる事が出来るサービスで、2015年には10憶ドルもの融資を行っています。
具体的には、口座の出金状況やクレジットカードの使用履歴等を監視し、デフォルト率は5%と、非常に安定した動きを見せています。

Kabbage(カバッジ)
カバッジのサムネイル

カバッジは中小企業を中心に融資を行うフィンテック企業で、クラウド会計ソフトの監視に加えてSNSアカウントの内容や評判までをも審査に組み込むという点で非常に話題となりました。
日本のリクルート社やソフトバンクも出資を行っている企業で、日本でも良く取り上げられる会社です。

Upstart(アップスタート)
アップスタートのサムネイル

アメリカ・カリフォルニアに本拠を構える「アップスタート」では、有りそうで無かった利用者の“学歴”を与信審査に加えるという全く与信の金融サービスを開始。
利用者がどこの大学を卒業したかによって、将来どのような職に就き、どのくらいの収入を得るかを予想し、リスクを算出した上で最終的な融資条件を決定します。
高収入な職に就く確率が高い学部や、安定した職に就く可能性が高い専門分野の学校出身であれば、より融資を受けやすくなるようです。

金融庁もフィンテック事業に興味

国会議事堂の外観

IT技術、人工知能、ブロックチェーンの発達により、テクノロジーのイノベーションが金融業に与える影響に関し、日本でも金融庁に於いてその影響や今後の進展・将来性等について議論が進んでいます。
日本で貸金業許可を取得するには非常に高いハードルを超えねばならず、海外諸国と比べてフィンテックの新規参入が少ないという懸念から、“フィンテック・ベンチャーに関する有識者会議”を設置し、平成28年10月までに、既に3回が開催されています。

「フィンテック・ベンチャーに関する有識者会議」の設置について
https://www.fsa.go.jp/news/27/sonota/20160427-1.html

AIスコア・レンディングサービスを提供するための金融業許可の要件緩和や助成金交付等の対策が諮られており、今後の発展に期待が寄せられています。

融資の新常識「AIスコア・レンディング」

スマートフォンを持つ男性

従来のカードローンとは大きく異なり、AIが与信審査を行う事で極めて低コストでの融資を実現し、顧客のニーズに合わせて必要な機能のみを特化する事で最短5分での審査を実現させたAIスコア・レンディング。

今まで収入面で諦めざるを得なかった銀行融資やカードローンといった融資サービスに対して一石を投じ、今後の若い世代の新しい融資の形を作っていく事は間違い無いでしょう。
まだ利用した事が無い方は、是非AIスコア・レンディングを調べてみてはいかがでしょうか。