
消費者金融など正規の貸金業者は、信用情報機関に加盟しています。
信用情報に返済遅延や債務整理などの事故情報が登録されると、どこの貸金業者でも審査が通らないブラック状態に陥ってしまうので注意してください。
そしてブラックでも借りられる等のうたい文句で誘ってくるヤミ金業者に手を出し、奈落の底に落ちてしまう人が存在します。
取り締まりの強化で店舗運営するヤミ金業者は姿を消しましたが、紹介やネットで集客しているヤミ金業者は現代でも生き残っています。

消費者金融などの貸金業をする場合、貸金業法に則った許認可を取らないといけません。
貸金業の登録をするには純資産額が5,000万円以上あるなどの厳しい要件があり、利息制限法をはじめ取り立てなどのコンプライアンスを遵守しないと厳しく罰せられます。
ヤミ金はそもそも貸金業の登録をしていない非正規業者で、利息制限法を無視した法外な金利で運営しています。
ヤミ金の金利は10日借りただけで20~40%が相場になっていて、年利換算すると1,000%を軽く超えてきます。
返済できないと家族や職場へ連絡するなど、コンプライアンスを一切考慮しない取り立てをしてくるので注意してください。
正規業者の最大金利は借入額に応じて年利15~20%です。10万円以上100万円未満は年利18%の上限があり、消費者金融などのキャッシングサービスは法定金利の上限付近が相場です。

ヤミ金からの借入は法的に無効で、元本を含めて返済義務が一切ありません。
法律によって守られているため、ヤミ金からの誘いに乗れば元本が利益になると思う方がいるかもしれません。
法的には利用者・被害者が非常に有利なルールですが、ヤミ金も法律などを理解した上で貸付を行っています。
契約をする際は個人情報を渡すことが必須になり、違法性がある方法で脅しや嫌がらせ行為をされる場合があります。
万が一、ヤミ金から借入をしてしまった場合は、専門性が高い法律事務所や司法書士事務所に相談するとよいでしょう。
ですが、ヤミ金問題に強い法律事務所などは全般的に報酬単価が高めなので注意してください。
法律に守られているとはいえ、ヤミ金とは関わりを持たないのが一番です。

取り締まりの強化などもあり、街中で事務所を構えて運営するヤミ金はほとんど姿を消しました。
ヤミ金の集客方法は紹介・SNS・スパムメール・WEBの4種類が中心です。
WEBについては、ブラックOKで借りられて利息が10日や1週間で1~3割くらいの法外金利を提示するサイトで集客する”ソフトヤミ金”が存在します。
ただし、Googleなど検索エンジンが排除する取り組みを強化したことで2020年以降に激減しました。
昨今はブラックOKの借入サービスという名目は伏せ、異なる方法で集客して法外な利息での貸付をするヤミ金が主流になっています。
ファクタリングなどで集客して貸付に誘導する方法や、高収入バイトを謳ってお金に困っている人を集める方法などが代表的な手口です。
ヤミ金というワードがなかったとしても、甘い言葉でお金に困っていそうな人へアプローチするサービスは慎重に検討してください。
正規の貸金業者ではないのにお金を貸す話になった場合は間違いなくヤミ金です。
すぐに縁を切ることをおすすめします。個人情報を渡していて脅迫された場合は、警察や専門性が高い法律事務所などに相談してください。

ヤミ金は短期間で2割や3割の法外な利息を取ります。
ブラックで正規業者から借入できない人の場合、給料やボーナスなど返せる目処があれば法外な利息も許容範囲だと考えてしまうケースが多いです。
仮に10日で2割の利息だった場合、利息に相当する手数料は2万円程度です。数万円程度の手数料で資金調達できればメリットを感じられる人も多いでしょう。
しかし、ヤミ金はそんなに甘くありません。法律の強化で元本すら返ってこない事例が多いヤミ金の場合は、1人の顧客から数十万円以上の利益を出さないと商売が成り立ちません。
よくある手口が返済の受入拒否です。10日後に提示された利息を含めて一括返済しようとしても拒否して受け取ってくれません。
最低でも2ヶ月前後の時間を稼ぎ、法外な利息の複利効果で借金が数倍に膨れ上がってから請求するのがヤミ金のやり方です。
利息分だけを徴収して完済までの期間をなるべく長引かせてこようとするケースもあります。
ヤミ金は最初だけ優しく対応してきますが、その後は人情のカケラもなく徹底的に債務者を潰しに来ることを覚えておいてください。